かなりあ

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「君に届け 短編」
君に届け 短編 (現在~高校卒業前まで)


4月の魚(君に届け 短編)

2009.04.02  *Edit 

1日遅れですが

---------- 
「キスは、だめ。」

優しく微笑みながら爽子はそっと風早を押し留めた。

「なんで」

いつだって君に触れていたいのに。

「だって、だめだもの。」

子供のように理由にもならない理由で口付けを拒む恋人に風早は
押し殺してるはずの焦燥が口をつく。

「俺とキス、したくないの…?」

爽子の顔が赤らんで躊躇した。

「え、あ、う…う」
爽子の肯定でも否定でもない返事にまさか、と思う。
「何で、迷うんだよ…」
ごくっと息を飲んだ風早を爽子がぎゅっと抱きしめた。

「やっぱり、無理!…今日はがんばろうと思ったのに。」
「…へ?」
爽子は赤くなりながら、風早の耳にそっと囁いた。

『エイプリルフールくらい驚かせようと思ったのに、キス、したくないなんて言えないよ』

風早はとたんに脱力する。
「-なんだよもー…黒沼のいじめっこ…」
「か、風早君?」
「俺、ちょー泣きそう…てか涙出てきた。」
とたんに爽子が焦って風早を覗き込んだ。
「え、ええっごめんなさいっ!」

風早はべーっと舌を出してみせる。
「エイプリルフール、だろ?」

爽子の顔がほっと緩む。
風早はにっと笑ってみせる。
「黒沼にはウソツキ修行が足りないね。」
まあ、真正直という言葉でできてる彼女には一生身につかないスキルだろうけど。
そしてそんなもの一生うまくなってほしいとも思わないけど。

希望を込めて風早は爽子の頭を撫でながら言った。
「黒沼が俺のこと…好きなのは知ってるから、嘘なんて通じないよ」

ほんとはめちゃくちゃ焦ったけどさ。

「な?」

風早が爽子を覗き込むと爽子はまた頬を染めて眼を伏せた。
その仕草は いつも風早のスイッチを入れてしまう。
風早は今度こそ、と爽子の細い肩に手を置いて唇を近づけた。
その時、爽子が顔をすっと上げたものだから目測を誤った唇は爽子の顎の辺りに激突してしまった。
「風早君?」
「~~ちょ、恥ずかしいから今は顔見ないどいて…」
爽子も状況がわかって申し訳ないやら、恥ずかしいやらで赤くなって俯く。

しばらく真っ赤になりながら沈黙していた二人だが爽子がそっと風早に囁いた。
その言葉を聞いたとたん蕩けたアイスクリームのように風早の顔が崩れたのだった。


『さっきの返事は明日するね。今日言ったら嘘になっちゃうから。』

(おしまい)



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~ Comment ~

かわいい!もっとやれ!ばか!すき! 

夏さんこんばんは!
おじゃまします^^

相変わらず夏さんとこの風爽はあまあまのらぶらぶのいちゃいちゃっぷりが凄まじいですなww
読んでるこっちが砂糖吐きそうですwでもこの甘さが嬉しい…糖分摂取!糖分摂取!

「俺とキス、したくないの…?」って言ってる時の風早はきっと
例の子犬モードでうるうる瞳+上目遣い発動してるんですね!萌え!

最後の爽子の台詞が好きです。そりゃあ風早も骨抜きになるよ…!

あーほんとに爽子人形ほしいよぅ ちょっと今からロフト行ってきます!

ではでは、おじゃましました^^

うふふ 

もうね、まちがえて砂糖を入れすぎた挙句シロップとかべちゃべちゃにかけた
ホットケーキくらいに甘いものが欲しくなるんです時々。

短編は多いかもねそーいうの。
安定するまではたくさん泣いて苦しんで安定したら
伝説のバカップルに成長するがいい!

爽子人形ほしいですよね。てかほんも
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